NewJeansとミンヒジンの冒険

NewJeansの楽曲を聴いた感想話します。NewJeansメンバーミンジ、ハニ、ヘイン、ダニエル、ヘリンについての記事。ワールドツアー日程お伝えします。

NewJeansを徹底解説「Ditto」編。「Ateention」「HypeBoy」「Ditto」を含めた楽曲を「250(イオゴン)NJ3部作」と勝手に名付けてみた。

NewJeansメンバー、ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘイン

NewJeans「Ateention」「HypeBoy」は聴いてもらえただろうか。そんなあなたに贈りたい。僕が一番はまっている楽曲です。それでは聴いてください。

NewJeans「Ditto」

 

NewJeans「Ditto」について詳しく楽曲を解説

 

「Ditto」楽曲制作者はポンチャック王子

そうなのだ、この曲もポンチャック王子こと250(イオゴン)が作った楽曲だ。誰も呼ばないが、親しみをこめて王子とよんでいる。「Ateention」「HypeBoy」「Ditto」を含めた楽曲を「250(イオゴン)NJ3部作」と勝手に名付け呼んでいるほんとはもう1曲、「ETA」があるんだけど、3部作ってかっこいいから。あと「ETA」は話したい要素がたくさんありすぎて、あえて分けて説明したい。

 

「Ditto」の楽曲リズムパターンを解説

 


誰にでもわかり易くお伝えすると、AとBふたつのリズムパターンの組み合わせで構成されてる楽曲であると定義する。

A 「ずんてんつくつくてん」 と鳴るドラムビート

B 「ど・ど・ど・どっどっ」 と鳴る5つ打ちバスドラム


音楽用語で説明すると「ボルチモアクラブ」と「ジャージークラブ」のビートとキックパターンの組み合わせで構成されていると言える。

 

 


ボルチモアクラブのビートの特徴は?

 

1980年代後半に米国のメリーランド州ボルチモアで誕生したベースミュージックであり、ブレイクビートの1種。ヒップホップとハウスを混ぜやような音楽。ドラムビートが特徴。

ずんてんつくつくてん、ずんてんつくつくてん、というリズムパターンしかし、決まった概念はない。僕はつくつくと感じる楽曲はすべてボルチモアクラブと言ってます。90年代に流行したボーカル系R&Bはこのリズムパターンが多いです。ジャネット・ジャクソンTLCが代表。

 


ジャージークラブの特徴は

 


2000年代初頭に米国ニュージャージー州ニューアークで生まれた、ベースミュージックであり、ブレイクビートの1種。5つのキックパターンが特徴。
どっ・どっ・どっ・ど・ど、バスドラのリズムが繰り返す。

心臓の音に近いので、自分の心臓がドキドキするビートはジャージークラブと定義しました。サビ前や、サビ中に入れることが多いです。

2つのリズムパターンを直感的につかんでもらえただろうか?

 

ボルチモアクラブの代表曲

 



ここで、ボルチモアクラブのリズムパターンを感じられる曲をご紹介します。
Lyn Collins(リン・コリンズ)「Think (About It)」聴いてください

 

「Think (About It)」

「ずんてんつくつくてん」と鳴るドラムビートを感じてもらえただろうか。

 
 
ジャネット・ジャクソンも「ボルチモアビート」

 



僕が大好きなジャネットの曲も、同じビートパターンを感じるので、こちらもどうぞ。
Janet Jackson 「That's The Way Love Goes」聴いてください。

 

「That's The Way Love Goes」

ジャネットが歌うとなんでもオシャレ感が出てくるのが不思議です。
ボルチモアビート改め、ジャネットビートと個人的には呼んでいます。

 

バスドラムが特徴的なジャージークラブの代表曲

ピンクパンサレス「Boy’s a liar」を聴いてください。

「Boy’s a liar」

ドラムンベースで早いリズムの中に、5つのキックパターンが入っているのがお分かりだろう。さらに、ずんてんつくつくてんと鳴るボルチモアクラブも入ってくる。というかUKガレージですね。

 

NewJeans「Ditto」の楽曲もこのピンクパンサレスと同様のビート構成となっている。それに加えて、デビュー曲「Attention」で使われたハンドクラップが混ざってきて、わくわくした気分にさせてくれるのが特徴だ。ハンドクラップと言えばローランドのリズムマシーンTR808だ。ポンチャック王子もこのリズムマシーンで楽曲制作していると嬉しくなった。

 

UKガラージ数年前からトレンドがきてますね。
昔はこのビートの速さに気持ちがついていかなかったんだけど、
tiktokで数秒しか聴かない今の時代はこのビートの速さがちょうどいいですね。

 

90年代にドラムンベースでお気に入りの楽曲を紹介

 

最後に、ドラムンベースの曲として僕が思い出した曲を紹介して結びとしたい。

Asian Dub Foundationというアーティストなんですが、ばっちりボルチモアクラブのドラムビート刻んでますね。かっこいい。
ドラムンベースってすぐに飽きちゃんだけど、この曲はベンチャーズっぽいギターがループで入ってきて、なんか懐かしい気持ちにさせてくれます。

東京で開催されたフジロックで衝撃を受けた曲です。プロデジーがもっとも衝撃だったんですがそれはまた別の機会に。今昔のフジロックの映像見ると暴動がおきてるのかと心配になりました。

共感できるあたたはNewJeans「Diito」おすすめしますよ。一番好きな楽曲です。

 

それでは聴いてください。
Asian Dub Foundation「Naxalite Remastered 2022」

参考文献
Baltimore club / Bmore(ボルチモア・クラブ/ビーモア)とは – 音楽ジャンル
NewJeans「Ditto」「OMG」サウンド解説〜ゲームのイニシアチブを掌握した決定打
NewJeans “Ditto” 衝撃の新曲。ハウスとブレイクビートを組み合わせたポップかつ先鋭的なボルチモアクラブを歌いこなすメンバーに感服